Mr.D’s Diary -ADHDで捻くれた俺が如何に社会復帰するかの悪戦苦闘記

ADHD当事者が如何に社会復帰してくかのブログ。

ドーナツでパニクった話

f:id:misterd:20170526201828j:plain最近バイトだったり面接だったりを繰り返していたせいかパニックがやや酷くなっている。


今回バイト先の予定を変えて貰ったので、お礼にお菓子でも買っていけばと彼女にアドバイスを貰った。そこでと思ったのだが、


お土産というのは非常に選定のタスクの多い品種である。


人数。

保存期間。

好みの味か?

アレルギーの有無。

値段。

ネームバリューや知名度


これらのファクターを同時進行で選定して行くのはかなり大変な事だ。


そこで僕はなんの気なしにパン屋のドーナツを12個一括購入するという暴挙に出てしまった。そこそこネームバリューのある店で、値段も相応で量も一人頭三個程度とまずまずだと判断したからだ。


しかしながら、僕はこの中の保存期間と数量を見誤ってしまった。


まずドーナツが普通にかなり大きかったのだ。


食べログで高評価を得ているおしゃれな店なぞどうせちっこいドーナツしか置いてないだろうとタカをくくっていたのだが、実際買ってみるとかなり重い。明らかに消費できる量を超えている。やってしまった。


悲劇のはじまりは店員が新学期だったのか対応に不慣れだった事だ。


大抵日本の土産屋なら大雑把に人数と用途を伝えれば向こうが勝手に足りない部分を一緒に考えてくれるものだが、そこはパン屋がメインの店舗なので、その辺のサービスが二の次になっていたのだろう。明らかに僕の大雑把な相談にキョトンとしていた。


さらにおしゃれなパン屋など入ったことのない僕である。まずそこで軽くテンパっているので、当初目をつけていた商品のドーナツを最大単位で買うことにした。

ただ流石新人、サービストークだけはちゃんと覚えているのかきっちり勧めてくるところは勧めてくる。

断りきれずに予算が500円アップした。優秀な女の子であった。将来が楽しみだ。ただ僕の平安は現段階でガッツガッツと突き崩しされている。


もうその辺りで既に平常心を失っていた。さっきの女の子が箱代を間違えたプラス100円かかるとか言い出し、それに対して「はぁ、で?(いくらになるの?)」と返してしまいもうお互い修羅である。


後はもう値段を言え金は出す状態でロクに確認もせんと店を出た。


その後1時間公園で炭酸水と安定剤を片手に深い絶望とチックとフラッシュバックに打ちひしがれていたのは言うまでもないことだろう。


絶対気に入ってもらえんないなあ。賞味期限5日ってなんだよ。5日で一人三個とか下手すりゃ拷問だろ。ああ高カロリー。ああ。主よ。憐れみたもう。私の原罪はなぜこうも人より露骨なのでしょう。人への親切がなぜこうも私を苦しめるのでしょうや。いっそこのドーナツなどかなぐり捨て手ぶらで何もなかったかのようにバイトに行けば楽で済むのに。


僕は完全に狂人のそれであった。

小言でマジで死んでくれないかなとブツブツ呟きながら目を血走らせて土産物を持つ20代のちょっと危ない人だった。


僕のパニックはパニックというよりは癇癪に近いのでいきなり感情が抑制できなくなるような感覚だ。


それが30秒おきに襲ってきた。もうバイト前にいつくかやって起きたい事もあったが、もう手につかない。

というかバイト行けるのか?俺。


そんな時にさらに悪いことに彼女に電話かけてしまう。質にももちろんよるが、僕の場合は安心できる人をパニック起こした時に周りにおいてはいけない。なぜなら当たり散らすからである。


電話越しに泣き喚いた。24にもなって。なぜ俺はこの歳にもなって彼女にたかがドーナツごときで泣きわめかねばならんのか。


ダメ人間である。嗚呼。ダメである。


流石に彼女も付き合いきれないのか対応もおざなりに彼女も彼女自身のバイトへ向かった。


一人打ちひしがれて僕はバイト時間ギリギリのバスに乗り込んだのだった。


ただ、人間土産物などもらって困る事はあれど嫌な顔をする人などいないので、その後の事は語るべくもないだろう。受け取ったお客様はとても喜んでいたし、多少多すぎたことを詫びていくつか食い切れないだろう分を貰って帰ってきただけの話だ。つまらん限りだ。


人生そんなもんだ。そんなもんなのだが、生きていくのは、ほんに、難しい。